ランディングページ(LP)で最も多くの面積をとるのがボディです。ファーストビューのキャッチコピーで興味を持ってもらえたとしても、ボディで納得感を与えられなかったり、引き込まれなかったら離脱されてしまいます。
LPの目的でもある購入やお問い合わせといった行動を取ってもらうためにも、ボディの構成や内容も作り込んでいく必要があるんです。
そこで今回はLPに欠かせない要素、ボディの書き方についてお伝えしていきます。
ボディの構成の作り方
LPの大半を占めるボディは、その分あらゆる要素が詰め込まれます。
- 具体的な実績
- 使用者の声
- 悩みの具体化(共感)
- 商品紹介(解決策)
- 限定性
ざっと挙げるだけでも、このような情報が入ります。
これらの要素を単純に並べるだけではなく、狙いを持って構成を作ることが大切です。もちろん、商品やコンセプトによって挙げた以外にも要素が入る可能性がありますし、正解は1つだけではありません。
ただ、私は上記の要素をLPを作成する上で基本としています。
私が上記をボディ構成の基本にしている理由は、こちらのページをご参考ください。
「商品を売るためにもランディングページ(LP)を作るぞ!」と息巻いても、「実際にどうやって作ればいいんだろう…?」という方が多いのではないでしょうか。 正直言うと「LPを作るだけ」で成果は上がりませんし、ユーザーを購入やお問い合わせ[…]
それぞれどんな内容を書いていくか?
では挙げた要素で構成を組んだとして、それぞれどんな内容を書いていくか。その詳細を1つずつ見ていければと思います。
具体的な実績
実際には以下のようなセクションとなります。
キャッチコピーで興味を持ってもらったあと、その直下に配置するのが具体的な実績です。本当にその商品で結果が出るのかどうかを訴求して、信頼性を増すためです。
- 副業系・・・利益が増えた実績
- ダイエット系・・・痩せる前と後のビフォーアフター
- 学習系・・・スキルアップした結果
というように、商品によって実績の出し方は異なります。最も想像しやすいのはダイエット系かもしれません。太っていたときと痩せたときのビフォーアフターで、視覚的に訴求がしやすいと思います。
この実績セクションは文章で伝えるというよりも、画像を使って視覚的に訴求する部分です。実績を打ち出す画像に対して、デザイナーさんにどんな文言を添えてもらうかのコピーを考えておくと良いでしょう。
使用者の声
実際には以下のようなセクションとなります。
実績を打ち出した後に来るのが使用者の声。
「キャッチコピーで興味を持つ」→「実績がちゃんと出てる」→「自分にもできるのかな?」という流れから、ここで使用者の声を配置しています。
改めてこちらを例にして出すと、
- 副業系・・・ユーザーが実際に稼げた結果
- ダイエット系・・・ユーザーのビフォーアフターの声
- 学習系・・・ユーザーのスキルアップ結果
というように、第三者がすでに成功しているという現実を突きつけていきます。そうすることで、「だったら私にもできそう」という意欲を湧かせることになりますし、何よりも成功者の声というものは非常に強力です。
いくら企業が「これなら成功できます」と言っても、そりゃそう言うに決まっていますし、信じられるか分かりませんからね。
ここでもあなた自体がライティングすることはありません。使用者の声の素材を、そのままここのセクションに使っていくだけでOKです。使用者の声は文章だけではなく、使った方の顔写真もあるとより強力です。
クライアントにできるだけここの素材を共有してもらい、使用者の声で信頼度を高めましょう。
悩みの具体化(共感)
実際には以下のようなセクションとなります。
続いてのセクションは悩みの具体化です。
上までのセクションを踏まえて、「こんな悩みありませんか?」と関心と共感を与える部分となります。
キャッチコピーで興味を持ち、「具体的な実績」「使用者の声」を経てここにたどり着いたということは、商品に対して何かしら惹かれている証拠です。であれば、「この商品は自分に必要だ」と強く感じさせることでより引き込んでいくということ。
こちらで例を出すと、
- 副業系・・・給料が増えない中、もっと効率的にお金を増やしたい
- ダイエット系・・・コロナ太りで「最近太った?」と言われてしまった
- 学習系・・・商談で英語のスキルをもっと伸ばしたい
このようにユーザーの悩みを浮き彫りにしていきます。
ユーザーは無意識のうちにこういった悩みを抱えているとしても、言われて初めて気づくことも多いんです。ここでユーザーの共感を得ることで、商品への関心を更に高めていきましょう。
商品紹介(解決策)
実際には以下のようなセクションとなります。
悩みを具体化した上で次に来るのが商品紹介です。
浮き彫りにした悩みに対しての解決策を打ち出すということですね。
しかしここで間違っていけないのが、商品の性能や特徴のみを伝えてしまうことです。商品を使うことでどんな良い未来が訪れるかといった、ベネフィットを提示してあげましょう。
ユーザーは商品自体がほしいのではなく、商品を使うことで得られる未来を欲しがっています。
パーソナルジムを紹介するならば、
- ×マンツーマンレッスンが受けられる
- ○マンツーマンレッスンで短期間で細マッチョに
というように、後者のように「短い期間で細マッチョになれる」という未来を提示してあげます。
ユーザーはマンツーマンレッスンを受けたいわけではありません。マンツーマンレッスンによって得られる細マッチョの未来を欲しがっています。
ユーザー目線になってしっかりベネフィットを伝えていきましょう。
限定性
「実績」「使用者の声」「悩みの具体化」「解決策」まで進んでくれたユーザーは、商品に対してかなり興味を持ってくれていると想定できます。
このままでも買ってくれる可能性がありますが、ここでもうひと押し必要なのが「限定性」です。
LPの目的は購入してもらうことやお問い合わせ、無料登録をしてもらうこととなり、ユーザーにアクションを要求することになります。
特に購入ではお金が発生するため、かなりブレーキになりやすいんですね。
人はいつでも買えると思うと行動はしにくいものであり、「今を逃すと手にできない」という感情に訴えることが有効なんです。
- 価格の限定
- 数量の限定
- 人数の限定
- 期間の限定
というような限定性が一般的なものとなります。
LPに訪れたユーザーに、今すぐ行動を起こしてもらうためにも限定性は欠かせません。
そしてクロージングへ誘導して、購入やお問い合わせというアクションをさせましょう。
まとめ
本記事ではLPのボディについて解説させていただきました。
今回ご紹介したのは私の経験上で作り上げた基本的なパターンの1つです。もちろん、使用者の声の場所を変えたり、他の要素を入れ込んだり、ライターやLPによって要素は異なってくるでしょう。
正解は決して1つではありませんし、あなたなりの勝ちパターンを見つけてみるのも良いでしょう。大切なのはユーザー目線になって、行動を起こさせるまで誘導できるかです。
書きたいことをただ書くだけではなく、狙いを持って構成を作り、ボディを書いてみましょう。