近年ではコロナ禍の影響もあってか、PC1台で自宅でもできる、Web系のお仕事が注目されています。
中でもWebライターは「文章を書く」というお仕事で、誰でも始めやすいことから人気を集めているんです。
ただ、いざ始めるとなると色々な疑問が浮かんでくるでしょう。
- そもそもWebライターってどんな仕事があるの?
- どのようなスキルが必要なの?
- 正直、収入はどのくらいなの?
などなど、たくさんのハテナが飛び交うと思います。
そこで今回は、Webライターという仕事がどういうものかを知っていただき、どんなスキルを身につけていくべきかの概要をお伝えしていきます。
この記事が、Webライターとして一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
それでは解説していきましょう。
Webライターとは?
Webライターとは「Web上で文章を書く仕事」です。
インターネットがつながる環境があれば、誰でも始めることができます。あなたが普段、ネットサーフィンで見るサイトに書かれている文章も、Webライターが書いたものである可能性も高いです。
そのように、Web上でたくさんの人に読まれる文章を書くことが求められます。
Webライターの大きな特徴は、
- 文章を書けるなら誰でもできる
- 仕事内容が非常に豊富
- PC1台で在宅ワーク可能
といったところでしょうか。
この3つについて、それぞれ掘り下げてみましょう。
1.文章を書けるなら誰でもできる
Webライターの最大の特徴はこちら、「文章を書けるなら誰でもできる」ということです。
もちろん、文章の構成力や豊富なボキャブラリー、執筆するジャンルのリサーチ力など、安定した収入を得るにはスキルや知識を身につけることは欠かせません。
ただ、
「自分には文章力がない」
「ボキャブラリーが足らない」
「どのジャンルにも詳しくない」
と悲観することはありません。
これらは一気に習得するものではなく、数をこなしていくうちに身についていくものです。
それに最も重要なのはそういったスキルや知識ではなく、「文章を書くのが好き」という気持ちだと思っています。
書くより話すことのほうが好きとか、文章を書くのはあまり好きじゃない、情報をアウトプットするのが嫌いという人には向きません。
Webライターの仕事は文章を書けるなら誰でもできますが、生涯の仕事とするためには「文章を書くことが好き」この気持ちが自分にあるかどうかを、問いてみるといいでしょう。
今すぐ答えが出なくても大丈夫です。まだ書くことが好きかわからなくても、次第に好きなことに気づくパターンもあります。
今は「Webライターの仕事に興味がある」という気持ちがあれば十分です。
ぜひその気持ちのまま、この記事を読み進めてみてください。
2.仕事内容が非常に豊富
Webライターと一言で言っても、仕事内容はかなり豊富です。
このサイトのような記事執筆をはじめとして、以下のような種類があります。
- ブログ記事
- コピーライティング、キャッチフレーズ
- LP執筆(セールスレター)
- 動画シナリオ
- レビューや口コミ
- メルマガ
- SNS文章
- インタビュー記事
- 編集、校正、リライト
など、多岐にわたります。
仕事内容によって求められるスキルも異なりますし、受ける案件によって身につける必要があります。
「コピーライティング」ならユーザーの悩みや欲求を分析するスキル、商品やサービスの強みを分析するスキル、その2つをかけ合わせた「ワクワクさせて行動させるコピー」を生み出す力。
「LPの執筆」ならキャッチコピー能力はもちろん、ユーザーにアクションを起こさせるためのLPの構成力なども必要。縦長の1枚のサイトにどのように情報をまとめて、読み進めてもらうかが肝となります。
「動画シナリオ」であれば、読みやすい文章よりも演者が話しやすい文章を意識する必要があり、動画にしたときのイメージをしながら作成します。飽きさせない動画構成や、何の情報をどの順番に伝えるかも重要になってきます。
ただ、どの仕事内容も1つだけ通ずるものがあると思っています。
それは、「人の感情を動かす文章」であるべきということです。
Web上の文章は紙媒体と違って、すべてを読んでもらいにくい特性があります。
雑誌のようにざっとページをめくって全容を確認することができないですし、サイトをスクロールしてもらう必要があるんです。
そのためには「面白そう」「なんか興味ある」「自分にとって得かも」というように感情を動かすことがとても重要ということなんですね。
Webライターの仕事内容はたくさんありますが、どれを行うにしても「人の感情を動かす文章」を書こうという気持ちを、第一に持ってみてください。
3.PC1台で在宅ワーク可能
Webライターの仕事はインターネット上でほぼ完結するので、在宅ワークが可能です。
そのため、コワーキングスペースやカフェなどで仕事を行うこともできるので、かなり自由な働き方ができるのが特徴といえます。
ただ、Webライターといっても働き方は2つ。
- 企業に属してライティング担当になる
- 独立してフリーのWebライターになる
企業のライティング担当は、社員として担当のライティング業務をこなしていく形です。会社員なので、毎月安定した収入を得ることができる働き方なのが特徴といえます。
ただ、企業に属するため「ライティングだけやる」ということはほぼないですし、会社の会議に出席したり、ライティング以外の仕事も行う必要があるでしょう。ライティング担当として企業に属するためには、ある程度経験を積んでからの方が、望んだ環境になりやすいと思います。
一方、フリーのWebライターとして活動する働き方では、案件ごとに契約を結んで仕事をしていきます。事務業務や経理業務なども自分でこなす必要がありますが、仕事をしたらその分だけ収入を得ることができ、働く時間や場所など、かなり自由が高いです。
スキルを身につければ、企業ライターの収入より大きく稼ぐことも夢ではありません。
企業ライターでもリモートワークが可能なところもありますし、フリーのWebライターなら本当に好きなところでお仕事ができます。
インターネット環境さえあれば、どこでもいつでもお仕事ができるので、Webライターの人気は高まっているんです。
Webライターに必要なスキルは?
様々な仕事内容があるWebライターですが、ではどのようなスキルが求められるのか?
たくさんある中でも特にこれ!というものをピックアップしました。
- 基本的なPCスキル
- 情報のリサーチ力
- 分かりやすい文章力
それぞれを簡単に紹介していきます。
1.基本的なPCスキル
WebライターはPCで文章を書くため、基本的なPCスキルが必要です。
- キーボードを見ずにタイピングができる「タッチタイピング」
- 全選択やコピーアンドペーストとったショートカットキー
- 文章の納品形式で多い「Word」や「Googleドキュメント」の使い方
- クライアントと連絡をとる「ChatWork」や「ZOOM」などのアプリの使い方
というように、ある程度基本的なPCスキルは必須です。
特にタイピング速度はそのままライティングスピードに直結するため、速ければ速いほど効率が上がっていきます。まずは、タッチタイピングができるほど速くなることを意識してみましょう。
2.リサーチ力
ライティングをする上で、ただ単に書くだけというわけではありません。
クライアントの希望する商品やテーマに合わせて書くためには、情報のリサーチをする必要があります。今、自分が持っている知識だけで、十分な文章を書くことはまず困難だからです。たとえば、女性向けのスキンケア商品のレビューを書いてくれと言われても、私は男性ですし、使い方もあまりわからないので、すぐに書くことはできません。
実際にその化粧品の特徴やベネフィット、使用者の声などあらゆる情報をリサーチ・インプットしてこそ、求められる文章を書くことができます。
Webライターは自分が知らない分野を書くことがほとんどだと思いますし、もし熟知しているジャンルだとしても、本当に自分の情報が合っているのかどうかを、公式な情報で確かめる必要もあります。
ユーザーが反応するクオリティの高い文章を書くためには、「リサーチが7割、ライティングスキルは3割」そう思うほどリサーチ力は大切だと考えています。
3.分かりやすい文章力
リサーチ力がとても重要であるとお伝えしましたが、その情報を分かりやすく文章にまとめる力ももちろん大切です。
あなたがWebライターとして文章を書いたら、それを見るのは誰でしょうか?家族や友人からはじめ、クライアントや会ったことのない「第三者」がほとんど。
なので誰が読んでも、内容がしっかり伝わるような「分かりやすい文章」を書く力が必要です。
美容系や不動産系など、あらゆるジャンルに専門用語が存在します。
ただ、それをそのまま伝えても、第三者はほとんどわからないでしょうし、自分が集めた情報を噛み砕いて伝えることが大切です。
- この美容液はヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、セラミドがたっぷり配合されているので、保湿効果が高いです!
- この美容液は「水分を逃さない4大保湿成分」がたっぷり配合されているので、肌の潤いを24時間キープしてくれます!
上記はあくまでも例ですが、成分が羅列された前者はなんだかすごそうだけど、何がすごいのかよくわからないですよね。後者は「水分を逃さない」「肌の潤いを24時間キープ」というように、商品を使ったシーンをイメージさせることで、伝わりやすい文章になっています。
文章の一文一文に意識を向けて、小学生が読んでもわかるようなライティングを心がけてみてください。
Webライターの年収は?
気になるところといえば、やはりWebライターの年収だと思います。
Webライターは雇用形態や働き方である程度差があり、振り幅が大きくなりますが、だいたい350~600万円ほどと考えてください。
ただ、厳しいことを言うようですが、未経験が初めからこの年収レベルを稼ぐのはもちろん難しいです。文章を書ければ確かにWebライターになることはできますが、未経験の方が受注できるのは単価が低い案件ばかりです。
未経験者の方は1文字0.5円の単価も多く、3000文字書いたとしても1,500円の報酬となります。リサーチの時間などを含めた上で時給換算にすると、さらに低くなるかもしれません。稼げるようになるには、とにかく数をこなすことですし、実績を積んで文字単価を上げる必要があります。
でも、確かにスタートしたばかりのときは厳しいかもしれませんが、その地道な努力が一生涯のスキルとなります。
最初は会社勤めをしながら、まずは副業としてWebライターを始めてもいいですし、スキルが上がってきたら独立するという道もあります。
1文字1円〜5円まで文字単価を引き上げることもできますし、スキルによって報酬が何倍にもアップさせることもできるんです。
案件獲得におすすめのサイト
「まず副業でWebライターを経験してみよう!」という方には、案件を獲得するためにサイトを活用するのをおすすめします。
Webライターの案件獲得におすすめのサイトは、こちらの3つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- サグーワークス
それぞれ簡単に紹介していきます。
クラウドワークス
国内シェアNo.1を誇る、最大規模のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」。
ライター、エンジニア、デザイナーなどが集まり、仕事の種類は200種類以上あります。ライティングだけでも幅広い案件があるので、自分にもできそうなものをピックアップすることが可能です。
特徴的なのが、こちらの3つの仕事形式です。
クラウドワークス上で作業を行ってもらい納品まで行う。
初心者の方や、簡単なことから挑戦してみたいという人におすすめ。
クライアントと個別に契約をしてから作業を進める。
クライアントと良い関係を築くことができれば、単価をアップすることも可能。
複数の応募者の中から選ばれた作品に対して、指定の報酬が支払われる。
ライティングが得意で自信がある人におすすめ。
クラウドワークスでWebライティングのお仕事を見つけたい方は、こちらからご覧になってください。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」実績のあるプロに依頼・発注できるから安心クオリティーでどこよりも早くリ…
ランサーズ
国内最大手のクラウドソーシングサイトの、もう一つが「ランサーズ」です。
Webライティングの案件はもちろん、デザインやプログラミングなど幅広く、仕事内容も本当に多数あるので多くの経験ができます。ご自身のライティングスキルを磨くきっかけにもなりますね。
簡単に条件を検索できるので、「これやってみたい!」と思う自分に合った案件を見つけることもできるでしょう。
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クラウドソーシング「ランサーズ」は、実績とスキルのあるフリーランスに仕事を発注できる仕事依頼サイトです。ロゴ作成、会社の…
サグーワークス
こちらは記事作成に特化した、ライティング専門のクラウドソーシングサイトです。
発注企業数は3,800社、総ライター数は約30万人と、非常に多くのWebライターが活用しています。
ライティングに特化している分、案件数も非常に豊富で、初心者向けから上級者向けまで幅広くそろっています。
なお、大きなメリットとしては、クライアントとの交渉はサグーワークスが代わりに行ってくれることです。そのためライティングに集中することができるので、そこが大きなメリットと言えるでしょう。
クライアントとのやり取りをせず、ライティング作業のみをとことんやりたい方におすすめです。
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サグーワークスは、3,100社以上の記事作成・SEO支援実績を誇る【国内最大級の記事作成サービス】です。SEO視点での記…
まとめ
今回はWebライターの仕事内容や必要なスキル、年収などを紹介しました。
未経験からでも始めやすいWebライターは、最初のうちは報酬単価は低いかもしれません。ただ、スキルを磨き、経験を積み上げていくことで、単価をアップして収入を増やすこともできます。
前述したように、今の仕事をしながらまずは副業としてWebライターを経験してみて、十分な収入が出るようになったら独立をするという方法が良いでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして、Webライターへの第一歩を踏み出してみてください。