メールを作成していく上で、重要なのはそのメールの目的を達成することです。
LPに無料登録をしたユーザーの場合、「URLをクリックさせる」ことが主になると思います。商品の魅力を訴求するための動画URLをクリックさせたり、商品購入ページのURLをクリックさせたりですね。その上で、確実にURLをクリックさせるためにも、メールの構成はとても重要です。
そこで今回は、効果的なメールの構成の作り方について紹介していきましょう。
「結・起承転結」が超有効!
まず、起承転結という言葉を聞いたことがあると思います。
- 起・・・導入
- 承・・・展開
- 転・・・変化
- 結・・・まとめ
カンタンに説明すると上記のようなものです。
起承転結は物事を伝える上で、段階を追って情報を伝えていくため、非常に伝わりやすくなります。
しかし、Webライティングの世界では、「起承転結」ではなく「結・起承転結」が有効な場合もあるんです。これは冒頭に結論を伝えてから、物事をいちから伝えていくという形ですね。
なぜこれが有効かというと、ユーザーにとって何を伝えられるかが分かりやすくなり、情報をしっかりと理解してもらいやすくなるからです。また、結を冒頭に持ってくることで、ベネフィットも伝えやすく、インパクトも出しやすくなるため、ユーザーの興味を引きやすくもあるんですね。
少し例を出してみましょう。まず、「起承転結」の形で書いたとします。
あなたは起承転結という言葉を聞いたことがありますか?
「承」
メールを作成する上で、この考え方は非常に重要です。
情報をいちから順を追って伝えていくので、ユーザーが理解しやすいのです。
「転」
でも、さらにユーザーが情報を把握しやすく、かつインパクトを与えられるメールの構成があります。
「結」
それが「結・起承転結」という構成です。
結論を冒頭に持ってくるため、ユーザーが何を伝えられるかを早い段階で知れるため、情報の理解度も向上します。
かつ、ベネフィットも伝えやすく、内容によってはインパクトも出しやすいため、ユーザーをメール本文に引き込みやすくなるんです。
これを「結・起承転結」の形にすると、以下のようになります。
これからメール構成に重要な「結・起承転結」についてお伝えします。
「起」
まず、あなたは起承転結という言葉を聞いたことがありますか?
「承」
メールを作成する上で、この考え方は非常に重要です。
情報をいちから順を追って伝えていくので、ユーザーが理解しやすいのです。
「転」
でも、さらにユーザーが情報を把握しやすく、かつインパクトを与えられるメールの構成があります。
「結」
それが「結・起承転結」という構成です。
結論を冒頭に持ってくるため、ユーザーが何を伝えられるかを早い段階で知れるため、情報の理解度も向上します。
かつ、ベネフィットも伝えやすく、内容によってはインパクトも出しやすいため、ユーザーをメール本文に引き込みやすくなるんです。
このようなイメージです。
冒頭の「結」では今回伝えることの概要を打ち出して、「起承転」まで情報を伝えた上で、最後の「結」で改めてまとめを伝えるという構成となります。
- 結・・・今回伝えることの概要
- 起・・・導入
- 承・・・展開
- 転・・・変化
- 結・・・まとめ
「起承転結」は次に何が起こるのかを刺激して情報が公開されるため、物語や推理小説などにまさにぴったりかもしれません。「結・起承転結」の場合は、結が最初に来てしまって、いきなり犯人のネタバレをしてしまうようなものなので不向きです。
ただ、セールスに関するメールの場合は、「結・起承転結」が有効的です。物語と違って読もうと思って読んでくれるものではなく、何となく読んでみようというモチベーションとなります。
そのため最初に問題を解決する糸口や、利益になる要素を提示することで、「自分にとって得しそうだな」と感じさせることが必要なんです。特に現代社会では、必要な情報を今すぐに、できるだけ早く知りたいものです。そのようなときになかなか結論を伝えてくれないメールだと、削除されてしまう可能性が高くなります。
「結・起承転結」は結論を要約して最初に持ってくるだけなので、とてもカンタンです。
これだけで何について書かれているメールなのかが分かるので、URLクリックといったゴールへも離脱を減らして誘導できるようになるでしょう。
メール作成で意識する5つのポイント
有効的なメールの構成を知っていただいたことで、次は実際にメールを作成するときに意識すべきポイントをご紹介していきます。
ここでは特に意識していただきたい、5つのポイントをお伝えします。
- 伝える内容は1つにする
- 長くなりすぎないようにする
- 難しい単語は使わない
- 1対1で会話しているイメージで書く
- URLにしっかりと誘導する
こちらについて1つずつ見ていきましょう。
1. 伝える内容は1つにする
1つのメールにたくさんの情報が入ってしまうと、読んでいるユーザーも疲れてしまいますし、内容もしっかり伝わりません。
例えば、「今日までのお買い得情報」「新着商品の紹介」と2つあると、両方とも魅力が伝わりきりません。
1通のメールで伝えることは1つだけ。
これが原則となりますし、複数伝えたいことがあればメールを分けて作成するようにしましょう。
2. 長くなりすぎないようにする
筆が乗ってしまうと、思わず長文になってしまう傾向にあります。
500文字くらいで書こうと思ったところを、いつのまにか1000文字、2000文字になってしまったり。執筆しているときは気にせず、思い浮かんだままを書いてOKです。ただ、見直すときに想定より長くなってしまったと感じた場合には、不要なところを削ってみましょう。
1つ目のように伝える内容が複数になると必然的に長くなってしまいますし、やはり長文は読むのが疲れます。
メールを読ませることではなく、URLをクリックしてもらうといったことが目的です。伝える情報を取捨選択して、適切な文量を心がけてみてください。
3. 難しい単語は使わない
専門用語や難しい漢字、単語などは使わないようにしましょう。
医療や投資、美容などあらゆるジャンルで専門用語があります。ただそれを当たり前のようにメールで書かれても、特に知識のないユーザーは意味を理解できません。
難しい単語は、噛み砕いて書くことを意識してみてください。
例えば商品販促で必要な要素「USP」という言葉がありますが、そのままでは分からない方もいらっしゃるでしょう。その場合は「商品の独自性」というように言い換えることができます。
知らない言葉が出てくると、そこで読むのをやめてメールを閉じられてしまう可能性があります。小学生が読んでも分かるような文章を、イメージして書いてみましょう。
4. 1対1で会話しているイメージで書く
大勢に向けて配信されるメールですが、1対1で会話しているように書くことを意識してみてください。ライターからすると、確かに大勢に向けて書いているのですが、受け手のユーザーは1人でメールを読んでいます。
そのため、1対1で会話をしているようなメールのほうが、ユーザーとの距離が近くなりますし、自分ごとにしてもらいやすくなります。
なのでメール内でユーザーを呼びかけるときは「みなさん」はNG。「あなた」を基本的に使ってみましょう。
5. URLにしっかりと誘導する
私たちが作成するメールは、物語のような読み物ではありません。
読んでもらうことが目的ではなく、メールに添付しているURLをクリックしてもらうことが、主な目的となるはずです。(もちろん場合によって、誘導先がないブランディングのみの文面の場合もあります)
「商品を解説しているYouTubeのURL」「LINEの登録URL」「商品の販売ページ」など、そのメールによって、ユーザーにしてもらいたいアクションが何かしらあるはずです。そういったURLへ誘導する場合、しっかりと促すことが大切です。
URLがメール本文に添付されているだけだと、クリックして良いのか分かりませんし、クリックしたら何が起こるのか不明で、スルーされてしまう可能性があります。
「こちらから動画をご覧ください」「こちらからご購入ください」といった文言を加えるだけでも、誘導へとつながっていくはずです。
そのURLをクリックすることで何が起こるのかを提示してあげると、ユーザーも安心してクリックしやすくなります。
まとめ
メールを作成する上で、構成や長さ、言い回しなどどれも重要となります。
自分のお金を使って購入した小説を読むわけではなく、無料登録をして届いたメールなので、「メールをすべて読んでもらえる」とは思わないことが大切です。
そんな中でどのようにすればメールを読んでくれるか、そしてURLをクリックしてくれるかを常に考えながらライティングしてみましょう。
LPで興味を持ったユーザーを、メールでいかに関心を高められるかで購入へとつながっていきます。ぜひ今回の記事を参考にして、1通1通、全力かつ丁寧に執筆してみてください。