ライターが必ずぶち当たる壁といったら「文章が書けない」状況に陥ることです。
文章を書き始めたものの、なんだかよくまとまらなかったり、伝わらない内容になっているんじゃないかと感じることもあるのではないでしょうか。
でも、締切などの関係もあって、どうしても早く書かなければいけないということもあるでしょう。そこで今回は「文章が書けない」という状況から脱出するための方法をご紹介します。
書けない4つの原因と解決策
まず、なぜ文章が書けないのか、その原因を見ていきましょう。
大きく分けてこちらの4つをご紹介します。
- 結論が決まっていない
- 情報が足りない
- ボキャブラリーが足りない
- 書きたい環境じゃない
それでは1つずつ見ていきましょう。
1. 結論が決まっていない
これは最も重要な部分となります。
文章を書くとき、「つまり何が言いたいか」といった“結論”が決まっていないと、良い文章を書くことができません。その文章のゴールといった部分ですね。
例えば、あるクレンジングを紹介をするとします。
ただ、結論を決めないまま紹介したら、「このクレンジングは保湿力が高くて肌と同じ成分で持ち運びも良くて黒ずみも取れて10秒使うだけ…」と、話があっちこっちいってしまって、何が言いたいのか分からなくなります。
そこで「10秒で黒ずみが取れる、革新的な美容液について伝えよう」というように、伝えたい内容を最初に決めておけば文章としてまとまりますし、ユーザーにも伝わりやすいです。
その上で、文章の構成を決めていけば、スムーズに書けるはずです。ちなみに私がおすすめする文章構成はこちら。
- 結・・・今回伝えることの概要
- 起・・・導入
- 承・・・展開
- 転・・・変化
- 結・・・まとめ
クリック率を上げるメール構成であると考えていますので、詳しくはこちらの記事もご覧になってくださいね。
メールを作成していく上で、重要なのはそのメールの目的を達成することです。 LPに無料登録をしたユーザーの場合、「URLをクリックさせる」ことが主になると思います。商品の魅力を訴求するための動画URLをクリックさせたり、商品購入ページ[…]
2. 情報が足りない
そもそも1の結論を決めることができないという場合もあると思います。
何を伝えればいいのか分からないという状況ですね。それはシンプルに、書くための情報が足りない、整理されていないということです。
なにか1つ商品を紹介するとして、書くために必要な情報は、
- 商品の特性
- ターゲット層
- USP(商品の独自性)
- ベネフィット
- ターゲットの悩み
- それをどう解消できるのか
- 使っている人の口コミ
などが必要になります。
そしてその情報を文章化するために、まとめることができているかですね。
私は新しい商品について、まずはドキュメントシートなどに箇条書きで情報を書きまくっています。そこから徐々に情報を文章にしていくことで、「情報の言語化」をするんです。
そういった商品の情報は、あればあるだけ良いでしょう。
考え方は料理と同じです。卵だけだと卵焼きやゆで卵くらい。そこにご飯が加わったら卵かけご飯やチャーハン。さらに牛乳やケチャップなども加わるとオムライス。というように、材料が増えればその分、幅も広がっていきますよね。
文章も同じように、材料が多ければ多いほど、書ける内容の幅も広がっていきます。あなたが執筆する商品の情報を、まずはとことん洗い出してみてください。
3. ボキャブラリーが足りない
そもそもボキャブラリー、つまり「言葉」を知らないと文章は書けません。このボキャブラリーが不足していると、伝えたいことが文章としてうまく表現できず、ユーザーにも伝わりきらないんです。
実際にライティングしていく上でも、「なんか違うな汗」と思ってしまうと思います。
だからといって国語辞典の単語をすべて覚えるというのは、まず不可能なことです。そこでもっと簡単にボキャブラリーの力を上げる方法が“言葉の言い換え”というもの。
たとえば、「伝える」という言葉は、「教える」「伝達する」「知らせる」「告げる」というように言い換えられます。
同じ言葉を使わずに類語を使用することで単調な文章ではなくなり、文章の読みやすさや見栄えも向上します。
4. 書きたい環境じゃない
そもそも書きたくない環境の場合は、ガラリと変えるというのも手です。
いつも自宅の決まった場所でライティングをしていると、たまに書く気分にならなかったり、集中できないときってあると思います。一度、集中力が切れたら、日を改めて書くなどをしないと再度集中するのはなかなか大変です。
でも、今日のうちに仕上げなくては!というときはあるはず。
そこでオススメなのがコワーキングスペースを利用することです。コワーキングスペースとは個人事業主や在宅勤務などの方が利用することの多い、お仕事をすることにフォーカスしたカフェというイメージです。
多くのところは電源タップやWi-Fiが完備されており、飲み物も注文できて、さらに心地よいBGMが流れていることも。場所を変えるだけでも、モチベーションが上がったり集中力が高まることもあるので、コワーキングスペースの利用も検討してみてください。
まとめ
どんなライターでも、ふと書けないというときはあるものです。
それは結論を決めていないからとか、情報が足らないからというだけの理由ではなく、「書きたい」という気持ちにならないことが原因が多いと思います。
何百、何千、何万文字もタイピングをしていくので、書く前は億劫になってしまうこともありますし、頭が回らないときだってあります。
その最善策は「今日は書かない」というものだと思うんですね。
時間やタスクに余裕があるときはその日は書かずに、日を改めて執筆してみてください。